表情豊かな人形たち

私が住むマンションの集合ポストのうえに、
先週から、おひなさまの写真が飾られるようになりました。
そのおひなさまは、通常見られるような七段飾りなどではなく、
神社状の建物などを含む、たいへん立派なものでした。
これらは、マンションの大家さんの持ち物だということで、
写真のすぐ横には「見に来てください」という一文が添えられていました。

というわけで、昨日の午後、大家さんのお宅に伺って、
このおひなさまを見学させていただきました。

大家さんの家は、たいへん大きな旧家です。
その家の玄関脇の一室に、お雛さまは飾られていました。

ちなみに、このブログを読んでいらっしゃる方のなかには、
三月三日を過ぎたのに、なぜ、今頃、ひな人形を飾っているのか、
と、奇異に思う方もいらっしゃるかもしれません。
じつは、雪深いここ飛騨地方では、桃の節句は、一ヶ月遅れとなっているのです。
(同様に、七夕なども一ヶ月遅れて祝います)

ひな人形全景

さて、こちらが、そのおひなさまです。
写真では、その大きさがいまひとつわかりにくいかもしれませんが、
赤い布で覆われた台座部分だけで、ゆうに四畳くらいの面積がありそうです。
とにかく、とても規模が大きく、また、ジオラマのような構成となっています。

このような飾り付けをするひな人形は、今回、初めて見ました。

ひな人形のアップ

このおひなさまは、京都の職人に作らせたものとのことでしたが、
制作年代は不明で、少なくとも100年くらいは昔のものだということでした。
(ただ、もっと古い時代のものなのでは、と、感じるのですが…)

闘鶏の様子

ひとつひとつの人形は、それぞれ、表情が違います。
また、雅楽を演奏する一団や、闘鶏をしている人たちなど、
そこかしこに、それぞれ小さなドラマが展開されている、といった感じです。

雅楽を演奏する人形

私たちのほかにも、このおひなさまを見学にきた方が数名あり、
みな、一様に、その姿に見入っていました。
(TVのなんでも鑑定団に出してみたら、という声も聞かれました)

このおひなさまは、普段、蔵の中で大切に保存されているとのことで、
社殿などは、バラバラに分解されて箱の中に納められているそうです。

それを組み立てて飾り付けるのに、丸3日を要するとのことで、
そのため、毎年、飾り付けができるものでもないといいます。

ですが、今年は、暖冬のため雪が少なく、
このおひなさま一団を、蔵から運び出すのが容易にできたとのことで、
数年ぶりに、飾り付けを行ったとのことでした。

それにしても、すばらしい逸品です。

今回は、たいへん貴重なものをみせていただき、
ありがとうございました。




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コメント

おひな様、大好きなのですよ。

御殿飾りですね。ぜひ見てみたいです-。
大切にされてきたのでしょう。
一之宮は飛騨の歴史でも重要な地域ですから、
旧家が多く、今も屋号で分かるところですよね。


ねさま│URL│03/21 22:08│編集

ねさまさん、こんばんは。
レスが遅くなってしまって、すみません。

このおひなさまの飾り方は、お殿飾りというんですか?。
ぜんぜん知りませんでした。
とにかく、とても規模が大きく、立派なおひなさまでした。

このおひなさまは、京都の職人に作らせたものということで、
たいへん貴重な文化遺産でもあると思います。

宮では、このほかにも、さまざまな文化財を見ることができます。

KEN│URL│03/23 20:40│編集
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