
昨日は、ほんとうに久しぶりに、好天に恵まれました。
空の青さが目にしみました。
さて、そんな夏らしい天気となったこの日は、
ここ飛騨高山からクルマで一時間ほどの距離にある「下呂温泉」という温泉街で、
夏の花火ミュージカル、と銘打たれた催しが行われることになっていました。
花火ミュージカルとは、音楽にあわせて花火を打ち上げるもので、
下呂温泉では、毎年、8月と12月に行われています。
(こうしたかたちの催しは、下呂だけでなく、各地で行われているみたいですネ)
といっても、私はこの日、あるイラストのお仕事の「返事待ち」状態…。
お昼にラフを提出したのですが、それで作業を進めていいのか、
はたまた修正が発生するのか、結果を待っていたのです。
連絡が入れば、翌日の午後六時に、最終的な画像を納品しなければならないため、
本来であれば、そのまま自宅に待機して、連絡を待たなくてはなりません。
が、夕方になっても、先方から、メールも電話もないため、この調子では、
今日の連絡はないのだろうと判断し、思い切って出掛けちゃうことにしました。
下呂温泉に向かうには、国道41号線をほぼ真南に走ることとなります。
現地に到着したのは、午後七時くらいだったのですが、
すでにもう、下呂市が用意した無料駐車場(学校のグラウンド)は、
満杯になっているとのことでした。
もっとも、花火会場からかなり離れている場所まで行けば、
空いている駐車場はあるといいますが、そこはあまりにも遠いのです。
あたりはまだ明るく、花火が始まるまで一時間強の時間があります。
時間にはけっこう余裕をみて家を出たつもりだったのですが、
どうもその考えは、甘かったようです。
聞けば、花火とあわせて、夏祭りも行われるらしく、なるほど、
クリスマスの時の花火ミュージカルよりも、人出は段違いに多いようです。
昨年のクリスマス花火ミュージカルの模様はコチラ
というわけで、仕方なく有料駐車場にクルマを入れ、下呂市の中心へ。
町中は、カップルや家族連れなどで、ごった返していました。
やはり、このくらい賑やかだと、お祭り気分も盛り上がってきます。
花火を見るための会場へは、飛騨川にかかる大きな橋を渡らなければなりませんが、
その橋のあたりは、あまりにも人が多く、それにまだ、いくらかまだ時間もあるので、
しばらくのあいだ、逆の方向に…、
坂道に面した小さな川沿いを、散歩してみることにしました。

このあたりは、ホテルやみやげ物屋さんが、軒を並べています。
赤みを帯びた街灯が、あたりをほんのりと染め、温泉街らしい風情を醸し出しています。
このあたりは、また日をあらためて、散歩に行きたいですネ。

そしてこちらは、通る道すがら見つけた、提灯の群れ。祭気分を盛り上げてくれます。
こうして、散策を終え、ふたたび、飛騨川にかかる大橋のたもとまで戻ってきたのですが、
当然のことながら、人混みはさきほどよりさらに増していて、橋の周辺にさえ、
近づくのが困難となりました。
というわけで、ふたたび町中をブラブラしながら、さほど人が多くない、
適当な花火見物ポイントを捜すことにしました。
そうして行き当ったのが、小高い位置にある駐車場。
そのすぐ下には、眼下の道路に降りるための、細い階段と小径があり、
このあたりからだと、花火を間近で見られそうでした。
(すでに何組かのカップルが、周辺に陣取っていました)
そして8時を迎えると、開会のアナウンスが流され、
と、思う間もなく、上空へに向かって、色とりどりの光が、いくつも登っていきます。

どうやら、この場所は花火の打ち上げ現場から思いのほか近いようで、
ドンドン、という炸裂音が、腹の底まで響いてきます。
というわけで、大迫力の花火を満喫することができました。

BGMは雑多というか、バラエティに富んでいます。
J-POPに始まり、ビバルディの春、津軽三味線がうなる曲、
そして、ウイアーザワールド、ABBAのダンシングクイーンなどなどです。
そして、冬場にも使われていた、ホルストの「木星」も、やっぱり流されていました。

冬の花火もいいのですが、やっぱり、夏の花火は格別ですね。
こうして、およそ一時間のあいだ、しっかりと花火を堪能してきました。
本来なら、このあと、夏祭りに繰り出したかったのですが、
渋滞が始まる前にすぐさま帰宅することに。

クルマを止めた駐車場に行く道は、なんと、花火の煙で真っ白に。
なんだか、幻想的な風景になっていました。
(でも、やっぱり、夏祭りに行きたかったです)
ちなみに、ラフの返事は、帰宅後にありました。
今日、修正作業をして、夕方、無事納品しました。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
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