
昨日の日曜(1月31日)、飛騨高山の市内にある高山市文化会館において、
NHKドラマ「坂の上の雲」に出演していらっしゃる、
藤本隆宏さんを招いて、公開セミナーが開かれました。
坂の上の雲とは、日露戦争を描いた司馬遼太郎の長編小説で、
昨年秋から、NHKにて、スペシャルドラマとして放映がなされています。
このブログでも、坂の上の雲については、何度か、取り上げています。
坂の上の雲の記事はコチラ。
郷土に残る日露戦争記念碑の記事はコチラ。
今回の公開セミナーは、ハガキによる抽選によって、
事前に入場者が決められるというシステムが採られていたのですが、
私の父親が、この抽選に、応募、当選したとのことで、二名分の入場権を得ていました。
(ひとつの応募当選で、ふたりぶんの入場が認められるらしいです)
というわけで、父親とふたりで、この催しに出掛けてみることにしました。
ちなみに藤本隆宏さんは、この坂の上の雲が、テレビドラマの初出演作になるとのことです。
ですので、いままで、テレビでは、藤本さんの姿をお見かけすることは、
ほとんどなかったかもしれません。
実際、私も、藤本さんの名前も顔も、坂の上の雲を見る以前は、まったく知りませんでした。
が、いまでは、この仕事を機に、さまざまなメディアで取り上げられるようになり、
各方面で、話題となっています。
(昨年末は、朝日新聞のニュース週刊誌アエラでも、藤本さんを取り上げています)
そんな藤本さんが、このドラマで演じる役は、
主人公である秋山真之の親友である、広瀬武夫中佐です。
広瀬武夫中佐は、日露戦争のさい、
遼東半島の旅順港に碇泊するロシア太平洋艦隊を無力化させるための、
いわゆる「旅順校港閉塞作戦」に参加しました。
この作戦は、港の狭い出入り口部分に、味方の乗る船をわざと自沈させ、
敵の船が港の外に出られないよう、出入り口を沈没船で塞いでしまおう、というものでした。
ですが、この作戦は危険きわまりなく、また脱出も困難で、結局は失敗に終わりました。
広瀬は、自らの乗る船を沈めて脱出するさい、
行方がわからなくなった部下を懸命に捜したといいますが、
そのとき、不幸にも敵弾を受け、武運つたなく戦死してします。
ですが、広瀬の振る舞いは美談として語られ、のちに、日本最初の軍神にもなりました。
この広瀬中佐は、幼少期の六年間、父親の仕事の都合で、飛騨高山に在住しています。
その事実も、以前、私のブログで取り上げています。
広瀬中佐の記事はコチラ。
というわけで、高山にゆかりのある広瀬中佐を演じたということで、
藤本さんが、この地で開かれるセミナーのメインゲストに選ばれた、ということのようです。

公開セミナーは、まず、司会者の紹介を受けて、
制作サイドであるNHKのプロデューサーの方が登場し、
その後、ひとしきりして、藤本隆宏さんが舞台に姿を現しました。
藤本さんは、水泳の元オリンピック選手だったということで、
さすがに、筋骨たくましい大柄な人でした。
その後、司会者、プロデューサー、藤本さんの三人で、
坂の上の雲のメイキング映像などを見ながらトークする…、
と、そんなかたちで、会が進行していきます。
ですから、セミナーというよりも、トークショーといったほうが適当かもしれません。
藤本さんは、水泳選手を経験された後、
劇団四季に入り、以後、舞台俳優として活躍したといいます。
そんな藤本さんにとって、テレビドラマの収録は、カメラを前に演技をするという、
いままでにない経験だったそうで、主人公を勤めるモックンこと本木雅弘さんに、
さまざまなアドバイスを受けたそうです。
トーク中、藤本さんは、多弁ではなかったのですが、
生真面目な性格が、聞き手側であるこちらにも、よく伝わってきました。
このドラマにかける思い入れや、演技に対する真摯な姿勢なども、
ひしひしと感じられました。
それに、NHKが、坂の上の雲にかけている熱意も、強く感じられました。
なにしろ、わずかなシーンを撮るだけでも、海外にまでロケ地を求めているほどです。
今後の、坂の上の雲が、大いに楽しみです。
もちろん、このドラマだけでなく、の藤本さん個人の今後の活躍にも、
大いに期待しています。
ちなみに、この日は夫婦別行動。
うちのヨメは、私の母親と、高山市内の酒蔵巡りにいっていました。
そのさい、かたせ梨乃さんと斉藤恵子さんが、
旅番組らしきもののロケをしていたそうです。
さすが、観光地高山です。

こちらが、そのときに買ってきた酒だそうです。
いっしょに映っているおちょこは、酒蔵でもらったものだそうです。
このおちょこが、なかなかいいですネ。
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