前面、側面図

昨年(2011年)の12月に、成美堂出版さまより発売された
『ぜんぶわかる。骨の名前としくみ辞典』の、
メディカルイラスト(骨のリアルイラスト)を、一部、担当させていただきました。

私が担当させていただいたのは「頭部」の骨で、
頭蓋骨本体全景、および、頭蓋骨を部分的にカットした図、
また、頭蓋骨を形成する各部の骨(蝶形骨.etc)など、
計47点のイラストを描かせていただきました。

一連のイラストは、いつものような、Shadeを使った3DCG系ではなく、
Photoshopによって制作された、いわは2DCGで、
すべて、ペンタブレットとブラシツールによって描かれています。

頭蓋骨底面

これらは、すでに昨年の秋の時点で、全品、完成/納品しており、
先に述べたように、書籍自体の発売も、昨年末にはなされていたのですが、
つい先日、いつもお世話になっている「メディカル愛」さまより、
このお仕事について、ネットでの告知の許可をいただくことができましたので、
いくらか遅きに失した感はありますが、
晴れて、当ブログでも、ご紹介することができるようになりました。

ちなみに、本書の詳細はコチラです。

● ぜんぶわかる / 骨の名前としくみ辞典 / amazon

このお仕事の場合も、いままで手掛けてきた他のメディカルイラスト同様、
私を含めた数人のイラストレーターによって、多大な点数を分担して、
制作することになりました。
もっとも、今回は、
内容が骨にのみ特化しており、かつまた、ひとつの本としてすべてを集約させる、
ということで、いつもより、タッチや作風の統一、ということが、
大きな課題となりました。

前頭骨下面

そのため、輪郭線の太さや、使用する色の指定、描画方法などについて、
あらかじめ一定の統一が計られました。
が、どうしても、作家性というものはでてしまうようで、
それぞれのイラストレーターの個性も、少し感じていただけるかもしれません。

それにしても、私が担当した頭部の骨だけでも、
47点という、決して少なくはない点数になり、
頭蓋骨というひとつの骨が、いかに多くのパーツから成り立っているか、
それをあらためて、深く思い知らされました。

いつものことですが、メディカルイラストを制作するさいには、
人体の不思議さ、精緻さに、思わず息を呑んでしまいます。
(実際には、さらに多くのパーツが、この頭蓋骨にはあるようです)

蝶形骨

同時に、今回、強く感じたのは、
こうした、点数の多いリアルイラストの制作には、
作業を一気呵成に行う必要がある、ということです。
制作が途中で中断してしまうと、その前とあととでは、
作風が微妙に違ってしまう、という場合もでてきてしまいます。
(あくまで、私の個人的見解ですが)

ペンタブレットを使った作業は、非常に微妙なものゆえ、
わずかな差異でさえも作品上に反映されてしまうのかもしれません。
とはいえ、ペンタブレットによる制作は、
工程も思考も3DCGとはまるで違っていて、
どちらかといえば「筆を持つ」といった、アナログに近い感覚があり、
Shadeの四面図ばかりを見ているときとは違う、刺激や感慨を覚えられます。

書籍中面

最後になりましたが、今回は、成美堂出版さま、メディカル愛さま、
また、監修にあたられた先生のみなさま、には、
たいへんお世話になりました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

書籍表紙

この「骨の名前としくみ辞典」が、
人体に興味をお持ちの方や、医学への造詣を深めたい方の手に、
一冊でも多く行き渡ってほしいと、
イラスト制作に携わったものとして、願わずにはいられません。
(余談ですが、表紙のイラストは、私の描いたものではありません)

今年は、ほかにも、
私がメディカルイラストを担当した書籍が発行される予定ですので、
掲載の許可を、もしいただけるようでしたら、
当ブログでも、ふたたび、掲載、紹介したいと考えています。

もちろん、メディカル以外のお仕事についても、
可能であれば、どんどん掲載したいと思っています。

どうぞ、ご期待ください。





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