夜の善光寺

さて、昨日の続きです。
戸隠神社から長野市内に戻ってくると、さっそくホテルにチェックインしました。
前日泊まったホテルとはまた別のホテルで、善光寺にはより近くなりました。
この日は、善光寺で、夜7時から行われるという、
十夜会(じゅうやえ)に、行ってみる予定でしたから、
ホテルの立地が、善光寺により近くなったのは、極めて好都合でした。

というわけで、部屋に荷物を置き、
さっそく長野の街に出たのですが、十夜会にはまだ時間があり、
さりとて、ゆっくり夕食をとるには時間が足りず、
少しばかり、あちこち歩いて、いくらか時間をつぶすことにしました。
すぐそばには権堂というアーケード街があり、
おりしも、夜店が出るなどイベント中で、ブラブラと散策するには、
ちょうどよかったのですが、それでも、あたりを見て回るのには
さほどの時間はかからず、結局、六時半くらいには、
善光寺に向かうことにしました。

提灯の灯りが魅惑的

が、すでに善光寺には、提灯の灯りが灯されていて、なんともいい雰囲気。
夜の善光寺には、昼間にはない、幻想的な味わいがあります。

そして、本堂の前に行くと、すでに大勢の人の姿があり、
おりしも、徐々に列を成しているところでした。
そんな人たちの様子を見ながら、私たちも、列の末端についてみました。
でも、この列が何を意味するのかは、
このときは、よくはわかっていませんでした。
しかしながら、春にこの善光寺を訪れた時も、こうした、
本堂前の人の列はすでに見ており、今回のこの列も、
その時と同様のものであろうと冊子をつけることはできました。

十夜会へ

やがて、ガードマンさんが現れ、列の作り方について、いろいろと、
説明をしてくれました。
同様に、団体客を先導しているガイド役らしき方も、
自らが率いているグループのみなさんに、これから起こることについて説明を
はじめました。
私たちはそれに聞き耳をたて、今後の成り行きを知りました。
どうやら、このあと、お坊さんがこちらに現れ、
居並ぶ人たちの頭を、撫でながら歩いていくそうです。
これが、善光寺の「お数珠頂戴」という儀式だそうです。

七時まだ数分という時となると、列を作る人たちは、
ガードマンさんの指示に従い、参道に跪き、頭を垂れます。
そして、お坊さんの一行が参道に現れると、そのまま目を閉じて合掌しました。
お坊さんの気配が近づき、目の前を通り過ぎるとき、頭を撫でてもらいました。

その後、列を作る人は立ち上がり、お坊さんのあとにつづいて、
本堂へと入って行きます。
私たちもそのまま、みなさんの行動に従うようにして、本堂の中へと
入ってみました。
(すみません。善光寺内は撮影禁止となっており、この先は写真がありません.
 ですが、貴重な体験記なので、この先も、お読みいただけると、うれしいです)

本堂へと入ったみなさんは、事情や勝手がすでによくわかっているのか、
手際よく履物をビニール袋に入れ、足早に畳敷きの広い間へと入って行きます。
私もヨメも、この場では勝手がわからずちょっとオロオロとしましたが、
それでも、みなさんを見習って奥へと進みました。

そして、ご本尊が前方に見える場所に腰を下ろしました。
やがて、一群のお坊さんが入り、ほの暗い本堂の中に、
詠々とした読経が、染み入るように響き渡ります。

ご本尊の前には、いくつもの灯りがあり、
その橙色の淡い色に、なんともいえない心の高揚を憶えます。

まるで歌うかのように、読経は本堂の中を流れ、
木魚は鼓動のようなリズムで癒しの音を奏でます。

この雰囲気は格別で、善光寺にきてよかったと、ほんとうに、
しみじみと思いました。
先ほども申しましたが、撮影は禁止なので、
この場面を写真でお見せすることはできませんが、他では得難い体験です。
この場所に、ずっとこのままいたいと思ってしまうほどでした。

やがて、お経が終わり、参拝客のみなさんが立ち上がると、
私たちもふたたびみなさんに習って、本堂の外に出ました。
するとみなさんは、もう一度、参道に列を作っていました。

私たちもふたたび列に並び、参道に跪きました。
すると今度は、本堂から帰りの途につくお坊さんが、
みなさんの頭を撫でて行かれました。
今回は、お数珠頂戴を、二度も受けることができたというわけです。

10月の十夜会は、14日まででしたが、
11月には、5日から14日まで開かれるそうです。
もし、当ブログをご覧の方で、
善光寺への旅行やドライブを計画している人がいらっしゃいましたら、
ぜひ、この十夜会へ行ってみてください。
とてもいい思い出になるはずです。

さて、その後は権堂に戻り、夕食をとることに。
が、すでに時間が遅く、開いている店は少ないようでした。
しかも、ヨメが飲みたいということで、
結局、この夜はホテルのそばの居酒屋さんに行くことになりました。

荘厳な儀式を目の当たりにしたあと、酒を飲んでしまうのは、
なんとなく気後れを感じてしまいましたが、酒好きのヨメに、
酒のない旅先での夕食など有り得ません。

というわけで、居酒屋さんで乾杯。
この夜はこちらでカツライスなるものをいただきました。
(味はよかったのですが、居酒屋メニューなので、量が少なかったです)

こうして、長野旅行二日目の夜は更けていったのですが、
善光寺では、早朝、お朝事(おあさじ)という行事が行われていて、
このさいにも、お数珠頂戴が行われているそうです。

こちらにも行ってみたい、と、思っていたのですが、
準備も含めると、朝5時には起きなくてはなりません。

この日は戸隠にいったりするなど身体的にはクタクタで、
翌朝の早起きなど、とても無理だと思っていたのですが、どういうわけか、
早朝、地震かと思うほど身体が揺れ、目を覚ましました。
どうやら夢だったようですが、時計を見ると朝5時少し前…。

でも、このまま、また寝ようと思ったのですが、今度は目が冴えて眠れません。
というわけで、結局、お朝事に行ってみることにしました。
その模様は、また次回に詳しくご報告したいと思います。
(今回は、画像が少なくて、すみません)



コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
FC2 Blog Ranking

関連記事
  
コメント
コメントする












 管理者にだけ表示を許可する?

トラックバック
トラックバックURL
→http://nobayashi.blog66.fc2.com/tb.php/411-a5e3b2b0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)