屋外展示物

ここ最近、防衛関係のイラスト (雑誌挿絵) を描かせていただく機会があるのですが、
そうした装備や機器について、私はあまり詳しくはなく、
(戦車などの地上装備については、ある程度の知識はあるつもりですが…)
一度、それらを間近で見学ができないかと、かねてから思っていました。
折しも、先週、所用のため、出かけることとなったため、
その後、そのまま少し足を伸ばして、
浜名湖にある航空自衛隊の広報施設にまで行ってみました。

私の住む街からみれば、浜名湖周辺ははるか南、ということで、
さぞかし暖かいだろうと思っていたのですが、実際に行ってみると、
とても風が強く、気温こそ低くはないものの、
体感温度は耐え難いほど寒いものでした。
ただ、すっきりとした晴天で、クルマのなかにいれば、
照りつける陽の暖かさを感じることができました。

浜名湖畔の航空自衛隊広報施設は「エアーパーク」といい、
基地の一角に設けられている、という感じです。
地図上で見る浜松基地は、敷地も広く、規模も大きいため、
容易に辿り着けるものと思っていましたが、
おもいのほか道に迷ってしまいました。

エアパーク全景

こちらがそのエアパークです。とても立派で新しい施設です。
手前の展示棟の奥には、格納庫棟もあり、どちらも見学が可能です。

エントランス部分の展示物

玄関先には、F86Fセイバーが、
飛行状態をイメージしたスタンドに取り付けられるかたちで展示してあります。
このカラーリングは、ブルーインパルするのものでしょうか…。

ロッキードF104

同様に、ロッキードF104スターファイターも屋外展示されていました。
こちらも、セイバー同様、いまとなってはもはや前時代の戦闘機ですが、
それでも、直線的なフォルムには、洗練された美しさを感じます。

機体の注意書き

期待表面には注意書きなどがビッシリ書かれていて、
これがまた、メカ感を高めているように思います。
これらの注意書きは、日本語、英語、それぞれの言語で記されていました。
メンテナンスが行き届いているのか、このF104は、
屋外展示の割には、機体はとてもきれいでした。

そしていよいよ館内へ。
この施設は、これだけの規模がありながら、すべて無料で見学できます。
というわけで、さっそく館内を見て回りたいところですが、
時刻はちょうどお昼ということで、まずは館内の喫茶店で、
簡単に昼食をとることにしました。

喫茶Fuji

館内の3階には、Fujiという小さな喫茶店があり、自衛隊ならではと思われる、
海軍カレー、撃カレー、といったメニューがありました。
今回は撃カレーをチョイスしてみましたが、名前とは違い、
昭和レトロな雰囲気の、やさしいカレーでした。
(名前から察するにスパイシーな味のかと思いましたが、
 そうではありませんでした)

店内からは滑走路を見渡すことができ、
また、はるか東には、富士山の姿も臨むことができました。
好天のため、すばらしい景観を楽しむことができました。

心神模型

その後、ふたたび一階に戻り、順に見学していきます。
こちらは、国産を目指している次世代戦闘機の模型です。
風洞実験用のものなのか、ディティールやカラーリングは省いてありますが、
そのフォルムは、まさに未来的で、とてもカッコいいですネ。

XF-2モックアップ

こちらは、後にF-2として量産/配備される、FX-2のモックアップのようです。
航空機の知識が乏しい私には、F16以外の何者にも見えません。
私の記憶が正しければ、もともとF-2は、開発当初はFS-Xといい、
純国産での研究開発を念頭に、計画が進んでいたのではないかと思います。
しかし、アメリカからの強力な圧力によって、国産ではなく、
共同開発というかたちになってしまい、しかも、できあがった機体は、
F16そっくりになってしまった、という趣旨の話を聞いています。

このF-2は、日本にとっても自衛隊にとっても、
さまざまな意味で、忘れられない機体なのかもしれません。

F1支援戦闘機実機

こちらはF-1支援戦闘機の実物です。
各部のパネルが開かれていて、内部の構造を見学することができます。
機体表面やエンジンのディティールは興味深かったです。

また、エンジンのみのカットモデル展示もありました。

ラインメタル製対空機関砲

2階には地上設置型の対空機関砲の展示がありました。
こちらはラインメタル製とのことで、
砲の制御はジョイスティックのようなレバーで行うようになっているようでした。
ただ、移動はたいへんそうですし、砲手を守る装甲もありません。
車輛に設置して砲塔を作ってしてしまえばいいのに、などと、
勝手なことを考えてしまいました。
(そうすると、きっとM42ダスターみたいな格好になりそうです)

簡易フライトシミュレーター

3階には簡易フライトシミュレーターがあり、
ちょうどそのうちのひとつが空いていたので試してみましたが、
操縦法がよくわからず、墜落させてしまいました。
どうやら私は、パイロットにはなれないようです。

広大な格納庫

ふたたび2階に戻り、今度は、展示格納庫へと向かってみます。
格納庫というだけあってさすがに広く、さまざまな機体が展示してあります。
零戦といった旧海軍機や、第一次大戦時に使用された複葉機の展示もありましたが、
メインの展示は、航空自衛隊機となっています。

コクピットに搭乗

しかも、いくつかの機体のコクピットには、実際に座ってみることができます。
これには感激。
さっそく、そのうちのひとつであるF1支援戦闘機、
そしてロッキードF104に乗ってみます。

どちらもスリムな機体ですので、コクピットも細く狭い感じで、
なんだか、穴に入るような感じです。
ですが、いったん座ってしまえば、それほど窮屈な感じはなかったです。

計器盤

計器がびっしりと並ぶコクピット内部です。
ちょっとアナログな感じですが、メカ感たっぷりで、なんだか、
気分も高揚してきます。

パイロット気分

また、機体名はわからないのですが、複座の戦闘機があり、
(F1支援戦闘機の複座型でしょうか…)
こちらにも、乗ってみました。
そんなわけで、館内の案内をしていた職員の方に、写真を撮ってもらいました。

カーチス

屋外にもいろいろな展示があります。
こちらは、カーチスC46輸送機ですね。
記憶が曖昧ですが、この機体は、松本零士氏のマンガ「砂とスコッチ」に、
登場していたように思います。
(勘違いだったらすみません)
それにしても、思いのほか大きいですね。

こうして、施設内をくまなく回って見学してきました。
航空機の機体表面のディティールや、各種の注意書き、など、
とても参考になりました。
また、スクランブル発進や侵入機感知のシステム図など、
今後の資料になりそうなものも、しっかりと見学できました。

今後のお仕事に、役立てられそうです。

○ 航空自衛隊広報私設『エアーパーク』

というわけで、エアーパークは、
飛行機に興味のない方でも、家族連れでも、楽しめる施設だと思います。
浜名湖周辺のオススメスポットです。




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