トヨタ産業技術記念館所蔵のトラック

早いもので、2015年もいよいよあと数日となりました。
そんな気忙しいなかですが、名古屋に行くついでに、
名古屋駅の北にある『トヨタ産業技術記念館』に立寄ってみました。
この施設は、その名の通り、トヨタ自動車が運営している博物館なのですが、
クルマだけではなく、トヨタの本来の事業である紡績機械製造の歴史や、
また、紡績業の発展の過程など、幅広い展示を行なっているところでもあります。

しかもいま、この施設の一角では『近代建築、ものづくりの挑戦』という、
企画展も行なわれているとのことで、
かねてから、こちらの企画展示をぜひ見たいと思っていたため、
この機に、産業技術記念館へと行ってみた、という次第です。

○ トヨタ産業技術記念館のサイトはコチラへ

トヨタ産業技術記念館は、
もともとトヨタの名古屋工場のあった場所に作られており、
現在の建物の一部も、かつてのものを残しつつ建築がなされています。

トヨタ産業技術記念館外観

施設は、赤煉瓦作りのオシャレな雰囲気で、
しかも、自動車メーカーであるトヨタの施設がゆえに、
かなり大きな駐車場も完備しています。
館内自体もとても広大で、テーマごとにいくつかのエリアに別れており、
各所には詳しい解説をしてくれる職員の方がいらっしゃいます。

入館料は一般 (大人) の場合は500円となっていますが、
JAFの会員証などがあれば、割引が効きますので、
見学のさいには、ぜひ、活用してみてください。

初期の紡績機

こちらは、いちばん最初にある、紡績の歴史を紹介するエリアです。
人間がどのようにして繊維を得ていたのか、また、それをいかにして、
布として織り上げていったのか、その歩みがわかるよう、
詳しい展示が成されています。

多数の機械

なにしろ館内は広大で、展示されている機械の量も多大です。
職員さんの説明をじっと聞いていると、とても興味深く、また、
たいへん勉強になりますが、そのペースを維持すると、
全館の見学に多大な時間がかかります。

私が入館したのは、午後二時をすでに回っており、閉館の午後五時まで、
三時間しかなく、結局、かなり端折っての見学となりました。
そのあたりが、ちょっと残念といえば残念です。

紡績の歴史は、まさに、産業革命の歴史そのものです。
大量生産、大量消費の時代は、
その幕開けにおいて、紡績業を抜きにして語ることはできません。
また、大量の品の生産が可能となったために、
余剰な生産物を売りさばく必要に迫られ、
その後の、植民地支配などを生み、
同時に、帝国主義も生まれていったのではないかと思います。

レトロな機械

それにしても、所蔵されている各機械は、とても複雑で、ユーモラスです。
レトロフューチャー系のガジェットをデザインするさい、
これらの機械は、格好の資料となりそうです。

いずれにしろ、これらは、
当時の人間の持てる知恵と、繰り返されたであろう試行錯誤が、
結晶したものともいえそうです。

鍛造と鋳造の解説

そして次に、実際にモノを作る過程を見学できるコーナーへと進みました。
こちらでは、クルマのエンジンのシリンダブロックなどを作る『鋳造』と、
コネクティングロッドやクランクシャフトを作る『鍛造』を、
実際にミニチュアを作りつつ、工程を見学できます。

あいにく時間が遅く、鋳造の見学はできませんでしたが、
鍛造の過程は、職員さんの解説を聞きつつ、見学することができました。
鍛造とは、いわゆる叩いて金属を加工するもので、
鋳造するより、はるかに強度を高くすることができるそうです。
ですので、多大の力がかかるコネクティングロッドなどに、この工法が、
使われるそうです。

鍛造に使用する型

というわけで、実物の1/2ほどのコネクティングロッドを作るという実演が、
開始されます。

まず、材料となる円筒形の金属を、電気的に熱し、
それを型に入れ、巨大なプレス機で押し込みます。
(このときは、バシュっという、かなり大きな音が出ます)
この第一段階のプレスで、おおまかな形を作り、さらに別の型に入れ、
より詳細な形状に仕上げます。
最後は、製品の周囲に残った余分な部分である『バリ』を、
同じプレス機で取り去り、完成です。

実演で実際に作られたコネクティングロッドは、
お子さま用のおみやげとして、配られているそうです。

トヨタ自動車の出発点

その後はいよいよ自動車製造の歴史エリアへ。
ここでは、それまで紡績機の製造にあたっていたトヨタが、
なぜ、自動車産業に乗り出したのか、を、解説しています。
うえの画像は、輸入したアメリカ製のエンジンを研究する、
トヨタの技術者です。

各所で、職員の方からていねいな解説を受け、見学を進めていきました。
(いっぱい質問をして、職員さんを困らせてしまいました。すみません)

広大な施設

そして、トヨタ自慢のクルマが並ぶ、広大なエリアへ。
エンジン開発の歴史から、クルマの動くしくみ、また、歴代のトヨタ車、
加えて、プレス機や鍛造機、スポット溶接用ロボットなど、
いろいろな工業用マシンが展示されていました。

スポット溶接用ロボット

そんなこんなで、各所を見学するだけで、たっぷりと時間を使ってしまい、
気がつけば、閉館の5時を迎えてしまいました。
というわけで、肝心要の『近代建築 ものづくりの挑戦』展は、
時間切れで、見学することができませんでした。

ただ、この企画展は、年が明けた後も長く開催されているようなので、
また、名古屋に行ったさいに、見学しようと思っています。
(しかも、企画展は入場無料だそうです…)

タワーの全景

その帰り道、愛知県一宮市の138タワーパークに寄ってみました。
おりしもこの日はクリスマスイブということで、イルミネーションが真っ盛り。
夕方の少し早い時間でしたが、それでも、カップルや家族連れで、
たいへんな賑わいになっていました。

一宮のタワー

こちらがそのタワーです。
ツインアーチ138というそうで、
高さもその名の通り138メートルあるとのことです。
未来的デザインで、かなり遠くからも見ることができます。
ライトアップされていると、なんだか幻想的ですね。

イルミネーションロード

クリスマスイルミネーションは、このタワーのふもとで行なわれています。
やっぱり、この時期にイルミネーションを見ると、心がときめきますね。

私は、今月中旬から風邪をひき、
(大阪に行ったあと、ちょっと気持ちがゆるんだのかもしれません)
この日も、体調はよくなかったのですが、イルミネーションを見て、
ちょっと気持ちも高揚しました。
とにかく、若いカップルが多く、もう、ワーキャーものの騒ぎです。

池のうえのイルミネーション

池のうえにもライトアップがなされていて、人を集めていました。

そんなわけで、いろいろと勉強になったり、
また、気分ももりあがるクリスマスとなりました。
飛騨高山に住んでいた頃は、
イルミネーションを見るのもたいへんだったのですが、
いまでは、近場で楽しむことができます。
やっぱり、田舎より街がいいですネ。




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