鉄筋模型

名古屋市のトヨタ産業技術記念館で行なわれている、
『近代建築 ものづくりの挑戦』という企画展に行ってきました。
この企画展は、神戸にある竹中大工道具館で行なわれていた展示の、
巡回展にあたるものだそうで、今年の4月3日まで開かれています。
(竹中大工道具館というのは、竹中工務店が運営する、
 大工道具を展示する博物館だそうです)
 
昨年の末、この催しを見学しようと、
トヨタ産業技術記念館まで行ったのですが、
常設の展示物を見るだけで、ほぼ終日かかってしまい、
肝心の企画展を見ることができず、結局、この3月になって、
ようやく、念願を果たしたという次第です。

トヨタ産業技術記念館は、常設展スペースへの入場には料金がかかりますが、
企画展が行なわれている特別展示室は無料で入れます。

この日は日曜だったためか、広い駐車場は満杯に近く、
館内には多くの家族連れで賑わっていました。
土日には、子供を対象にしたイベントなどもあるようなので、
こうして、たくさんの見学客がくるのかもしれません。

近代建築 ものづくりの挑戦会場

とはいえ、企画展の展示会場は静かなもので、
じっくりと見学することができました。

展示室内は、一部の展示物のみ撮影禁止となっていますが、
そのほかは自由に撮影ができ、写真を多数撮ってくることができました。

会場内部

海外からの建築技術や情報が大量に流れ込んでくるようになった明治時代から、
日本の建築は劇的に変わりました。
また、日本人が独自に、海外の建物物の外観を模倣したり、
和洋折衷にしたりと、さまざまな試行錯誤も行なわれるようになりました。

煉瓦の積み方

煉瓦も、明治期に日本に流入した、代表的な技術、資材で、
以後、さまざまな建築の場面で多用されていきました。
その組み方には、イギリス式、フランス式、という二種類があるとのことで、
組み方の図解がとても興味深いものでした。
(煉瓦の組み方に違いがあるなど、ふだんは考えたこともありませんでした)

明治維新の前までは、日本には建築家という職業はなかったそうですが、
西洋建築が広まるにつれ、建築家という職業が確立していったそうです。

着色図面

こちらは、建築デザインの図面ですが、詳細に着色されています。
影もきちんと描き込まれ、実際に建物が建った状態を、
イメージできるものとなっています。
現在でいうところの建築パース的な意味合いもあったのかもしれません。
いずれにしても、貴重な資料だお思います。

鉄による補強機具

煉瓦とともに、コンクリート、鉄、といった建築素材も、
日本に入ってきました。
これらの素材と工法によって、日本の建築技術は長足の進歩を遂げますが、
日本は地震大国であり、海外ではさほど気に留められなかった、
耐震性という問題が、やがて、大いに注目されるようになっていきます。

その契機となったのは、関東大震災です。
未曾有の大地震は、日本の建築において、計り知れない試練となりましたが、
海外の技術を模倣するだけでなく、独自の技術を生み出す、
ひとつのチャンスにもなったといえるかもしれません。

デザインにおいても、アールデコ系のデザインが登場したり、
また、テラコッタといった装飾が登場したり、
様式美の追求も行なわれていきました。

鉄筋の構造を模型で解説

詳細な鉄筋模型もありました。
建築前の状態なのですが、この状態でも、オブジェのような、
美しさがあるように思います。

そんなわけで、企画展を充分満喫してきました。
その後は、産業記念館館内で食事。
カレーを食べてきました。

中庭

こちらは、その飲食スペースから見ることができる、
産業技術記念館の中庭です。
古びた煉瓦が美しいです。

その後は、ヨメのクルマで名古屋の市内や周辺を少しウロウロ。
建築が成ったばかりの『大名古屋ビルヂング』の脇も、
ちょっと掠めて通ってきました。

大名古屋ビルヂング

もっとも、クルマで通っただけで、内部はまったく見ていないので、
また、機会を見つけて名古屋に行き、見学したいと思っています。

それにしても、この新大名古屋ビルジング、思いのほか早く完成したように思います。
ちょっと驚いてしまいました。

それにしても、このビルなど、まさに、近代建築の最先端ですね。
『近代建築 ものづくりの挑戦』を見学したあとだったので、
より感慨深く、名古屋の高層ビル群を眺めることとなりました。




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