
またしても、ブログの更新が滞ってしまいましたが、
今回は久しぶりにMINIの話題を取り上げたいと思います。
先月(2022年3月)末、本格的な春を前に、MINIのオイル交換をしました。
といっても、コロナ禍になってから、MINIに乗ることが、
ほんとうに稀になってしまいました。
昨年秋の車検後は、路面に融雪剤を撒く冬に入ったということもあって、
さらに乗る機会がなくなり、以後、今年に入ってからも、
もう、まったくといっていいほど動かしていません。
ですので、まだまだオイルは綺麗な状態ですが、さすがにこのまま放置もできませんので、
グリスアップも含め、一気にオイル交換をやってしまうことにしました。
(きっとこの先は、ドライブに行く機会もあると思いますしね)
ちなみに、今回はオイルエレメントの交換もしなければなりません。
ところが、我が家にはもうエレメントの在庫がない……。
というわけで、近所にある外車系が得意な自動車整備工場に行き、
MINIのエレメントがないか尋ねたところ『置いてあるよ』とのことでしたので、
さっそく、そちらを手に入れました。

こちらがそのオイルエレメントのパッケージです。
MINI SPARESと記されていますが、そういう名のメーカーがあるのでしょうか。
いままではルーカスやマーレoc21というドイツ製のエレメントを使っていましたが、
このエレメントを見るのは初めてです。
MINI専用のものらしいですが、どこの国の製品なのでしょうか。
ネットで調べてみるとイギリスにあるMINIのスペシャルショップが出てくるので、
made in UKなのかもしれません。
(UKは、United Kingdomの略です。ウクライナではありません)

オイルはいつものバルボリンVR racing 20w-50鉱物系です。
このオイルはビバホームというホームセンターで売っているのですが、
大量に買う人がいるようで、ときに店頭在庫が極端に少なくなる時があります。
こんな硬いオイルは普通は使わないと思いますので、おそらく、
旧車系の人が大量購入するのではないかと思います。
今回も、予定数の入手ができなかったので、必要数を注文して手に入れました。
もう長年、このオイルばかりを使っています。
そしてあとはグリス。
以前はモリブデングリスを使っていましたが、MINI専門店のかたにお伺いしたところ、
モリブデングリスは水に弱いとのこと。
というわけで、いまではずっとリチウムグリスを使っています。

というわけで、作業開始。
いつものように、まずエンジンをかけて暖気し、オイルを温めて流れやすくします。
そのあと、オイルパンとアンダーガードのあいだに、
キッチンペーパー、もしくは、新聞紙を丸めて突っ込んでおきます。
この作業を怠ると、アンダーガードの上の面に、抜いたオイルが落ちてしまい、
そこからオイルが四方に垂れるので、絶対にやっておかなければなりません。
この作業をするかしないかで、その後の作業の効率が、大きく左右されます。
そのあと、ボックスソケットを使ってドレンボルトを外します。
(これが固くていつも難儀するんですが)
廃オイルは、ホームセンターに売っている廃油パックに落とします。
まだきれいなオイルとはいっても、やはり色は黒くなっていました。
その黒く染まったオイルが、どっと排出されてきます。

次いで、ラジエーターグリルを取り外し、オイルエレメントを交換します。
これも固くて難儀することがありますが、フィルターレンチを使って慎重に古いエレメントを外します。
手で回せる状態になったら、エレメントの周囲にポリ袋をあてがい、エレメントが下に落ちるまで、
回します。
こちらからも古いオイルが漏れてきますので、エレメントが外されたあとも、
そのまましばらくオイルが落ち切るのを待ちます。
その次の作業は、左側(助手席側)前輪のグリスアップです。
テンションロッドの付け根にジャッキを当てて車体を上げ、
タイヤを外して、三箇所のグリスニップルにグリスを注入します。
せっかくなので、スプレー式のブレーキクリーナーを使って、
ブレーキ周り(ローターやキャリパー)などを清掃しておきます。
こうした作業をしているうちに、古いオイルが抜けますので、新しいオイルを入れます。
バルボリンのオイルは、1クォート入りなので、5本使うと4.7リットルとなります。
MINIのオイル交換にはちょうどいい量です。
ただ、エレメントを交換すると4.7リットルよりさらにオイルが入りますので、
そのあたりも考慮しておかなくてはなりません。
MINIの専門書では、エレメント交換の際には、
オイルが5.2リットル入ると書いてあったかと思いますが、
私の経験から言うと、5.2まで入れると、
オイルレベルゲージの上のラインを超えるように思います。
ですので、とりあえず4.7を入れておいて、そのあとは、適度にエンジンをかけて時間を置き、
レベルゲージでチェックしつつ、足りないオイルを入れていくようにしています。
オイルが入ったら、車を動かし、右側の作業スペースを確保します。
なにしろ、ガレージはそこまで大きくないので、移動させないと、
右側(運転席側)のグリスアップができません。
左側と同じように、前輪を外し、三箇所のグリスニップルに注油。
そのあとは、後輪のラジアスアームに注油して、作業完了です。

慣れた作業とはいえ、なにしろ素人ですし、作業場所も広くはないので、
結局、いつも、すべての作業を終えるのに、四時間くらいはかかってしまいます。
本当に疲れますが、作業後は、なんだかやりきった感がありますね。
というわけで、春から夏にかけての準備はこれで完了です。
天気のいい日は、どこかに出かけたいですね。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
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