
10月に還暦の誕生日を迎えたさい、ヨメさんがタコムのIII号突撃砲を、
プレゼントしてくれました。
(もっとも、コレがほしい、と、リクエストを出したのは私なんですが……)
それにしても、ここ最近の資源高と円安のせいで、プラモデルが高騰していますね。
とくに、輸入製品の高騰は驚くほどで、いまや1/35の戦車で一万円越えも珍しくありません。
(フルインテリアとか、パーツ数の多い製品もあるので、そのせいもあるのでしょうが)
当初はタコムのIII号戦車M型を某ショッピングサイトで注文したのですが、
在庫ありとなっていたにもかかわらず、品切れということで、返金されてきました。
価格は3000円台で、これはお買い得だ、と思ったのに、なんとも腹がたつやら残念やら、
という気持ちでした。
というわけで、今度はAmazonで、このIII突を見つけ、
ボーダーモデルのIV号G型にするか迷ったのですが、結局、III突を選ぶことにしました。
タコム 製品を手にするのは今回が初めて。
箱を開けてランナーを見ると、部品点数もさほど多くなく、
しかもモールドは目がさめるほどのシャープさで、とても好印象です。
というわけで、さっそく組んでみたのですが……。

私の手に入れた個体がたまたまハズレだったのか、
車体の下部、上部が、ともにけっこう歪んでいました。
(写真だと、ちょっとわかりにくいですが、肉眼で見ると、けっこう歪んでいます)
そのせいなのでしょうか、車体の上下はいうに及ばず、戦闘室部分の合いも、
とても悪く、瞬間接着剤を使った強制的な接着を強いられることになりました。
このあたりは、パチピタのタミヤ製などとは大きく異なるところで、
製作においては、気をつけなければならないポイントになるかと思います。
もっとも、さまざまなプラモデルブログなどを見てみると、
タコムのIII突を「作りやすい」と、評価している人も少なからずいるようなので、
もしかすると、私の入手したものが、たまたまよくなかったのかもしれません。
とはいいつつも、車体だけでなく、
ロードホイールの篏め合いやトーションバーの組み付けについても、
合いがちょっと甘いところがあるように思いますので、
たとえ車体に歪みのない個体を入手したとしても、
組み立てには、一定の注意が必要なのではないかと思います。
(頻繁に海外製キットを組み立てているかたは、そんな心配はないのかもしれませんが)

また、部分連結履帯も、実際に組んで見ると少し短くて、こちらもまた難儀しました。
これは、組み立て前の履帯をヤスリすぎたせいかもしれませんので、
こちらの組み立てミスといえるかもしれません。
ただタミヤのIV号G型のときは、履帯がパチッと決まったので、
やはり、海外製品は、タミヤのようにはいかないと、
強く肝に銘じないといけないのかもしれません。
ちなみに、この製品のプラスチックの材質は、概ね柔らかめかと思います。

今回も、IV号G型のときと同様、履帯とホイル類が取り外しできる、
いわゆるロコ組をしてみました。
この組み方、後の塗装のことを考えると、とても便利かと思います。
……と、なんだかんだ書きましたが、組み上がってくると、かっこいいIII突になります。
しかも、タミヤのIII突のキットと比べると、格段に解像度が増していることがわかります。
このあたりは、さすがニューキット、と思わせるものがあります。
ただ、低価格を優先させたためか、砲尾部分は完全にオミットされ、
インテリア類も全く再現されていません。
これはちょっと残念です。
なにしろハッチを開くと内部が見えますから、
わずかでも再現されていれば、うれしいのですが……。
もっとも、ミニアートやライフィールドは、
内部再現をしていますから、そちらを選べばいいのかもしれません。
とはいっても、がっつりフルインテリアというのは、ちょっと荷が重いですよね。
価格もたいへんなことになってしまいますし……。

ちなみに、製作を進めているIV号は、いま墨入れの途中です。
写真が小さいので、よくわかりませんが、7割型、墨入れ作業が終わっているところです。
今後も地道なウエザリング作業を続けていくつもりです。
(たぶん、あと何ヶ月もかかると思います)
フィギュアの塗り直しもしたいとことです。

こちらもまた、折を見て、進捗状況を紹介していきたいと思います。
コチラをクリックしてくださるとうれしく思います。
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