オイル交換開始

またしても、ブログの更新が滞ってしまいましたが、
今回は久しぶりにMINIの話題を取り上げたいと思います。
先月(2022年3月)末、本格的な春を前に、MINIのオイル交換をしました。

といっても、コロナ禍になってから、MINIに乗ることが、
ほんとうに稀になってしまいました。
昨年秋の車検後は、路面に融雪剤を撒く冬に入ったということもあって、
さらに乗る機会がなくなり、以後、今年に入ってからも、
もう、まったくといっていいほど動かしていません。

ですので、まだまだオイルは綺麗な状態ですが、さすがにこのまま放置もできませんので、
グリスアップも含め、一気にオイル交換をやってしまうことにしました。
(きっとこの先は、ドライブに行く機会もあると思いますしね)

ちなみに、今回はオイルエレメントの交換もしなければなりません。
ところが、我が家にはもうエレメントの在庫がない……。
というわけで、近所にある外車系が得意な自動車整備工場に行き、
MINIのエレメントがないか尋ねたところ『置いてあるよ』とのことでしたので、
さっそく、そちらを手に入れました。

新しいオイルエレメント

こちらがそのオイルエレメントのパッケージです。
MINI SPARESと記されていますが、そういう名のメーカーがあるのでしょうか。

いままではルーカスやマーレoc21というドイツ製のエレメントを使っていましたが、
このエレメントを見るのは初めてです。
MINI専用のものらしいですが、どこの国の製品なのでしょうか。
ネットで調べてみるとイギリスにあるMINIのスペシャルショップが出てくるので、
made in UKなのかもしれません。
(UKは、United Kingdomの略です。ウクライナではありません)

いつものバルボリン20wー50

オイルはいつものバルボリンVR racing 20w-50鉱物系です。
このオイルはビバホームというホームセンターで売っているのですが、
大量に買う人がいるようで、ときに店頭在庫が極端に少なくなる時があります。
こんな硬いオイルは普通は使わないと思いますので、おそらく、
旧車系の人が大量購入するのではないかと思います。
今回も、予定数の入手ができなかったので、必要数を注文して手に入れました。
もう長年、このオイルばかりを使っています。

そしてあとはグリス。
以前はモリブデングリスを使っていましたが、MINI専門店のかたにお伺いしたところ、
モリブデングリスは水に弱いとのこと。
というわけで、いまではずっとリチウムグリスを使っています。

エンジン

というわけで、作業開始。
いつものように、まずエンジンをかけて暖気し、オイルを温めて流れやすくします。
そのあと、オイルパンとアンダーガードのあいだに、
キッチンペーパー、もしくは、新聞紙を丸めて突っ込んでおきます。
この作業を怠ると、アンダーガードの上の面に、抜いたオイルが落ちてしまい、
そこからオイルが四方に垂れるので、絶対にやっておかなければなりません。
この作業をするかしないかで、その後の作業の効率が、大きく左右されます。

そのあと、ボックスソケットを使ってドレンボルトを外します。
(これが固くていつも難儀するんですが)
廃オイルは、ホームセンターに売っている廃油パックに落とします。
まだきれいなオイルとはいっても、やはり色は黒くなっていました。
その黒く染まったオイルが、どっと排出されてきます。

以前のエレメントoc21

次いで、ラジエーターグリルを取り外し、オイルエレメントを交換します。
これも固くて難儀することがありますが、フィルターレンチを使って慎重に古いエレメントを外します。
手で回せる状態になったら、エレメントの周囲にポリ袋をあてがい、エレメントが下に落ちるまで、
回します。
こちらからも古いオイルが漏れてきますので、エレメントが外されたあとも、
そのまましばらくオイルが落ち切るのを待ちます。

その次の作業は、左側(助手席側)前輪のグリスアップです。
テンションロッドの付け根にジャッキを当てて車体を上げ、
タイヤを外して、三箇所のグリスニップルにグリスを注入します。
せっかくなので、スプレー式のブレーキクリーナーを使って、
ブレーキ周り(ローターやキャリパー)などを清掃しておきます。

こうした作業をしているうちに、古いオイルが抜けますので、新しいオイルを入れます。
バルボリンのオイルは、1クォート入りなので、5本使うと4.7リットルとなります。
MINIのオイル交換にはちょうどいい量です。
ただ、エレメントを交換すると4.7リットルよりさらにオイルが入りますので、
そのあたりも考慮しておかなくてはなりません。
MINIの専門書では、エレメント交換の際には、
オイルが5.2リットル入ると書いてあったかと思いますが、
私の経験から言うと、5.2まで入れると、
オイルレベルゲージの上のラインを超えるように思います。
ですので、とりあえず4.7を入れておいて、そのあとは、適度にエンジンをかけて時間を置き、
レベルゲージでチェックしつつ、足りないオイルを入れていくようにしています。

オイルが入ったら、車を動かし、右側の作業スペースを確保します。
なにしろ、ガレージはそこまで大きくないので、移動させないと、
右側(運転席側)のグリスアップができません。

左側と同じように、前輪を外し、三箇所のグリスニップルに注油。
そのあとは、後輪のラジアスアームに注油して、作業完了です。

ガレージ内のMINI

慣れた作業とはいえ、なにしろ素人ですし、作業場所も広くはないので、
結局、いつも、すべての作業を終えるのに、四時間くらいはかかってしまいます。
本当に疲れますが、作業後は、なんだかやりきった感がありますね。

というわけで、春から夏にかけての準備はこれで完了です。
天気のいい日は、どこかに出かけたいですね。


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傷だらけのカミーユ

前々々回、本ブログで、
フランス人作家ピエール・ルメートルの「その女アレックス」を取り上げましたが、
今回は、その次作である「傷だらけのカミーユ」のご紹介をしたいと思います。
この傷だらけのカミーユは、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの第3作目で、
完結編的な作品となります。

もっとも、読んだのはすでに2ヶ月以上も前のことなので、
記憶をたよりに、ご紹介することとなります。
とはいえ、こんなこともあろうかと、読後に「読書メモ」がつけてあるので、
なんとか、本作品の魅力を、うまくお伝えすることはできるかな、などと思っています。

この傷だらけのカミーユは、いまも申し上げたように、
前作「その女アレックス」のあとの作品になりますが、時系列でいうと、
本作の前に、4作目となる中編「我が母なるロージー」が入るという順番になるようです。

なので、最後の4作目が、順番としては、本作の「前」の出来事、ということになります。
ただ、我が母なるロージーを飛ばして、アレックスのあとに本作を読んでも、
まったく違和感はありません。
(ちなみに、我が母なるロージーもすでに読みましたが、
中編ということもあってか、物語にちょっと物足りなさも感じてしまいました)

あらすじ

さて、本作も、とてもどぎついシーンから始まります。
カミーユの恋人、アンヌ・フォレスティエが、
パリのショッピングアーケード「パサージュモニエ」で、
強盗団に襲われるというところから、物語がスタートします。

強盗団は二人組み、外部の通りからパサージュモニエへと通じる公衆トイレで、
犯行の準備を整えています。そこに、運悪くアンヌがトイレに入ります。
図らずも目出し帽で顔を隠す前の犯人と鉢合わせしてしまったアンヌは、
強盗のひとりから、銃床で激しく顔を殴られます。
恋人アンヌが襲われたことを知ったカミーユは、
かつての上司であり友人でもあるル・グエンや、
現在の上司であるミシャール女史を半ば騙し、捜査の担当を勝ち取ります。

犯人はモスバーグ500というショットガンを使っており、
この銃を使った凶悪な犯行は、過去にも起きていました。
その犯人はヴァンサン・アフネルといい、同年一月に、
一日に4件もの連続強盗を起こしていました。
アフネル一味は捕まっておらず、どうやら、またしても凶悪強盗事件を起こしたようです。
しかし、今回は、アンヌと出くわすという、アフネルにとっても予期しない事態が発生した、
というわけです。
すぐさま鑑識がアンヌに面会し、アフネルの写真を見せ、犯人はこの男か、と問います。
案の定、アンヌはアフネルを「犯人」と証言し、
今回の事件も、アフネルの犯行と断定されました。
さらに、アフネルと行動をともにしていたもうひとりの犯人は、
セルビア系のラヴィッチという男だということも判明します。

カミーユは、残忍な犯人により、妻イレーヌを殺されており、
今回、またしても、恋人アンヌが犯罪の犠牲者になったことで、
いつも以上に焦り、いきり立っていました。
そんなカミーユが次に取った行動は、パリ市内に住むセルビア系住民の一斉手入れでした。
このあまりに強引な捜査は、上司ミシャール女史や、予審判事のペレイラを、
半ばだますようにして行われたものでした。
ミシャールは激怒しますが、カミーユの暴走は止まりません。

一方、隠れ家を追われたラヴィッチは、
警察の目を逃れ、慣れ親しんだ隠れ家に落ち延びます。
そんなラヴィッチを「謎の男」が、待ち伏せしていました。

本文

その女アレックスでは、冒頭、若く美しいアレックスが、男に誘拐され、
ヴァンの後部に押し込められるところから始まります。
アジトに連れて行かれたアレックスは、裸にされ、小箱に押し込められ、
緩慢ではあっても耐え難い拷問を受けます。
本作も、冒頭、アンヌの顔が殴られる描写がかなり長く書かれています。

読み手は、その女アレックスと同様、もうやめて、といいたくなりますが、
犯人の暴力はおさまりません。
作者のピエール・ルメートルは女性に恨みでもあるのか、と思うほど、
このヴェルーヴェンシリーズでは、女性に対する暴力が、徹底的に描かれています。
もう、読むのがイヤになってしまうのですが、この先どうなるのかが気になって、
本を閉じることなど、もう、できません。
こうなるともう、完全にルメートルの術中にはまっているということですね。

しかも、ストーリーの構造も、中盤から大きく変質します。
読者は、カミーユ・ヴェルーヴェン警部同様、作者に騙されることとなります。
なのに展開には不自然さや強引さを感じません。
いやはや、さすがで、ほんとうによくできています。
やっぱり、海外翻訳ミステリーはすごいなあ、と、あらためて感じてしまいました。
こうした着想をどうやって得るのか、ご本人に訊いてみたい気持ちでいっぱいになります。

ヴェルーヴェン警部シリーズ

ルメートルは、
悲しみのイレーヌ、その女アレックス、傷だらけのカミーユ、我が母なるロージー、
の4作で、ヴェルーヴェン警部シリーズは完結したといっているらしいです。
ということは、もう、カミーユには会えないということで、これはほんとうに残念です。
なにしろ、本作を読み終えると、この先カミーユはどうやって生きていくのか、と、
とても心配になってしまうからです。

○ 文春文庫「傷だらけのカミーユ」の情報はコチラ~ ~

ルメートルの作品は、ヴェルーヴェンシリーズ以外にも、
死のドレスを花婿に、や、監禁面接、
また、第一次大戦から第二次大戦までのあいだを題材にした、
天国でまた会おう、という三部作の時代小説があるとか……。

今度は、こちらも、ちょっと読んでみたいなあ、と思っています。

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パールロードヘ

さて、すごく間が空いてしまいましたが、お伊勢さん巡りの2回目です。
といっても、すでにだいぶ前 (3週間近く前) のことになってしまいましたので、
記憶をたどりながらの、ご紹介となってしまいます。
というのも、母親の通院のことや、仕事のことなど、先月末から今月にかけて、
なにかとバタバタしていて、ブログの更新が思うようにできませんでした。

前回は、伊勢神宮下宮、内宮、倭姫宮、月讀宮、の各神社の参拝を終えたところまで、
書いたかと思いますが、今回は、そのあとのことについて、
また、いろいろとご紹介したいと思います。

参拝の翌日は、なんとか天候も回復し、
ホテルの窓からは、朝日に輝く伊勢の町と青空が見えました。
まさに、ドライブ日和という感じです。
というわけで、鳥羽市から志摩市まで伸びる「パールロード」に、
行ってみようということになりましたが、
そのまえに、猿田彦神社を参拝すべく、ふたたび、内宮方面へと向かいました。
(猿田彦神社は、伊勢神宮内宮からほど近い場所にあります)

キャッスルイン伊勢

ちなみに、こちらが今回宿泊した伊勢キャッスルホテルです。
じつは、このホテルには、友達の結婚式で宿泊したことがあります。
かれこれ、20年ぶりくらい前のことになるでしょうか。

前夜、このホテルから程近いところに『ぽらん』という名の、
風情ある古本屋さんがあることを知り、
行ってみようとしたのですが、狭く入り組んだ道を車で行ったため、
思うように発見することができませんでした。
(ヨメのプジョーにはカーナビがありませんし……)
風情のある古風な建物だったので、せめて外観だけでも見てみたかったのですが、
その楽しみは、次回にとっておくことにしました。

猿田彦神社

というわけで、猿田彦神社に到着しました。
この神社には専用の駐車場があり、しかも、まだ時間が早かったので、
とてもスムーズに駐車できました。
それにしても、連日、ほんとうに、お参りづくしという感じです。
境内では、ちょうど結婚式が行われていました。
すぐそばにある佐留女神社にも、もちろんお参りし、また、猿田彦神社裏手にある、
御神田も、見学してきました。
(こちらの見学は今回がはじめてになります)

参拝を終え、猿田彦神社駐車場を出ると、二見興玉神社方面へと向かい、
そのまま海沿いの道を、鳥羽、志摩方面に南下、パールロードへと向かいました。
ここパールロードにやってくるのも、ほんとうに久しぶりで、
しかも、お天気も良かったため、まさに胸のすく眺めを楽しむことができました。

絶景

ビーナスラインのような山の風景もまたいいですが、海もいいですね。

というわけで、志摩まで行き、昼食を取って、今度は別ルートでふたたび伊勢を目指します。
帰りのルートは県道32号、伊勢道路と呼ばれる道を通ってみました。
この道を走っている時『天の岩戸』という看板を見つけました。
すぐさま、この天の岩戸へと向かってみます。

この道がけっこうな山道。とはいえ、山道にはなれている私たちです。
たどり着いた先には駐車場があり、満車ではありませんでしたが、
けっこうな数の車がすでに駐まっていました。

天岩戸へ

天の岩戸へはこの先歩いて行くことになります。
こうして歩くこと5分ほどでしょうか。道の先に鳥居が見えてきました。
道の脇には小川が流れていて、せせらぎがとても美しいです。

深い森の中に

そしてこちらが、天の岩戸です。
静かな深い森の中という感じです。
ちなみに、写っているのはたまたま現地にきていた参拝客の人で、ヨメではありません。
階段をあがったところに水が湧き出しているところがあり、
みなさんが水を汲んだりしていましたが、あいにく私たちには、
水を入れる容器がなかったため、祠にお参りをするだけとなってしまいまいました。
それでも、ここまでこれて、とてもよかったと思っています。

また、このさらに山を分け入った先に、猿田彦の森という祠があるそうです。
というわけで、猿田彦神社をお参りさせていただいたあとでもあり、
こちらの祠にも、足を伸ばしてみようと思いました。

猿田彦の祠に向け出発

とはいっても、けっこうな山道です。この道を20分くらいは歩かなくてはなりません。
それでも、道中、たくさんの人とすれ違いました。
私たちはまったくこの祠について知りませんでしたが、
もしかすると、人気がある場所なのかもしれません。

こうしてなんとか、祠にたどり着きました。
大きな御神木の根元に、小さな祠が作られているという感じです。
なんだか神聖な場所のような気がしたので、カメラを向けるのが憚られ、
よって写真がありません。
すみません。

というわけで、無事、お参りをすませて下山しました。
まだ肌寒い季節でしたから虫などはいませんでしたが、夏場などは、
たいへんかもしれません。

その後、伊勢市内に戻り、買い物をして、帰途につきました。
お天気の事など、いろいろありましたが、無事、参拝を終えました。
また、機会があれば、ぜひ、お伊勢さん詣で、したいものです。


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二見浦

世の中いまだにコロナ禍が収束しませんが、そんななか、
泊まりがけで、お伊勢さん詣でをしてきました。
なにしろ、昨年から、母親の病気のことなど、いろいろと心配事がありますので、
近いうちに、一度、お伊勢さんにお参りに行きたいと、かねてから思っていたのです。

前回、お伊勢さんに行ったのは、2018年の12月。
このときは日帰りでしたが、7年前には、今回と同様、泊りがけで行っています。
もっとも、このときは、秋の込み合う時期だったせいか、伊勢市内に宿をとることができず、
やむなく、伊勢よりも南の志摩市のホテルに泊まったのですが、料金はかなりの高額……。
しかも、お参りした日は、終日、土砂降りの雨に祟られ、
もう、靴の中なんてビチョビチョで、たいへん苦労しました。

愛車のMINIも長い時間、雨に当ててしまい、
それはもう、旅を満喫、というには、程遠いものでした。
もっとも、たとえ雨とはいえ、きちんとお伊勢さん参りができたのですから、
それはそれで、まあ、よかったわけですが……。

というわけで、今回、泊りがけのお伊勢さん詣でに再挑戦することとなりました。
ところが、この冬はとても寒く、ここ岐阜市でも何度も積雪を観測していて、
旅の当日も、予報によるとなんだか怪しい雲行きです。
また雨か……、というわけで、これも私の日頃の行いの悪さによるものかもしれません。

とにもかくにも、気を取り直して出発です。
今回もまた、前回同様、国道23号線をひたすら南下するというコースをとることにしました。
出動車はヨメのプジョーです。
出発のこの日は、比較的天気もよく、スムーズに伊勢まで行くことができました。
それにしても、国道23号線を通るのも久しぶりです。

四日市の工場群

こちらは通りがかった四日市のコンビナート群です。
ここは夜景がとても美しいのですが、昼間に見ても、工場萌え感があって、楽しめます。
というわけで伊勢に到着し、まずはその足で、二見興玉神社に行ってみました。

二見興玉神社へ

二見に来るのは七年ぶり。
しかも、このときにはほぼ快晴となり、まさに胸のすく眺めとなりました。
空の青さ、海の青さ、ともに目に痛いくらいです。
きてよかったなと心底思いました。

青い空と青い海

参拝後、海沿いの参道を通り抜け「伊勢夫婦岩めおと横丁」というところまで、
足を伸ばしてみました。
ここは、伊勢シーパラダイスと繋がった、ショッピングモールのようなところです。
もっとも、コロナの影響もあってか、さほど多くの人はいなかった感じでした。

その後は、伊勢市中心部に戻り、下宮の駐車場に行ってみました。
が、すでに夕刻となってしまい、下宮内の各宮を回るには、
時間的にいくらかきつくなってしまいました。
というわけで、近くにある月夜宮にお参りに行くことにしました。
ここ下宮の駐車場からだと、神路通りを経て、北東方向に2〜300メートルほど歩くと、
月夜宮正面に出ます。

月夜宮へもお参り

前回、ここにお参りに来た時は雨で、水をたっぷり含んだ靴でお参りしたものですが、
この日は、さわやかな夕刻の空のもと、お参りができました。
ああ〜、よかった。

その後は市内のホテルにチェックインしましたが、
時節柄、人混みに行くのはためらわれるので、
旅の風情も何もあったものではないのですが、
夕食は、ホテルの部屋の中で、コンビニ弁当を食べることにしました。
(侘しいですけど、まあ、仕方ないですね)

下宮を参拝

さて、翌日はいよいよ下宮、内宮参拝です。
ですが、この日の天気予報は雨。
もっとも、最新の予報状況を見ると、雨が降り出す時間は、ぐっと後ろ倒しになっており、
午前中のうちは、曇りだとのこと。
ならば、というわけで、急ぎ、ホテルを出て、まずは下宮に行き、参拝。
前回と同様、土宮、風宮、多賀宮、下御井神社の参拝も行いました。
(駐車場も空きが多く、スムーズに車を駐められました)

そのあとはいよいよ内宮へ直行です。
まだ早い時間だったので、こちらの駐車場も比較的空いていました。
時間が早いというよりも、コロナの影響が大きいのかもしれませんが。

とはいっても、おかげ横丁にはすでに多くの人がいましたので、
人混みを避けるため、国道23号線を歩いて、伊勢神宮内宮の宇治橋鳥居まで行きました。
というわけで、いざ、参拝です。

いよいよ内宮へ

お天気がイマイチですが、雨が降らないだけ、まだマシです。

参道を行く

写真では人が少ないように見えますが、
休日ということもあり、実際にはもっと多くの参拝客がいました。
もっても、混んでいるという状態ではなく、かといってすごく空いているわけでもなく、
ちょうどいい感じでした。
ふたたびこうして、この地にくることができて、もう感無量です。

その後、手水舎で手を清め、瀧祭宮を参拝し、内宮、荒祭宮、とお参りして、
橋を渡り、風日祈宮にも参拝してきました。

そして帰る頃になると、どっと参拝客が増えてきました。
おかげ横丁方面まで戻ると、もう、人が群れになって歩いています。
これはかなりの三密だ、と思い、帰りもまた、おかげ横丁を通らず、
国道23号線を歩いて帰りました。

伊勢うどんを食べたり、赤福本店の奥で赤福を食べたり、といった、
伊勢詣でならでは食を楽しむのは、今回、断腸の思いで断念しました。

さて、そのあとは、倭姫宮、月讀宮、両宮に、お参り。
このふたつの神社は、下宮から内宮に行く途中に通りかかるのですが、
以前から、とても気になっていました。

月読宮参拝

といっても、車をどこに止めるのかがわからなかったため、
ずっとスルー状態になっていたのですが、
今回、駐車場の場所が判明したので、ようやく、参拝することができました。

いままで知らなかったのですが、どちらにも専用の駐車場がありました。
(写真は、月讀宮の専用駐車場です)

このお宮さんを参拝し終わる頃、雨が降ってきました。
なんとか、当初の予定の神社をお参りすることができ、ほっとしました。

さて、その後のことは、また、次回、書きたいと思います。


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その女アレックス

さて、悲しみのイレーヌの続編にあたる「その女アレックス」を、
先々週 (くらいだったでしょうか?) 、読了いたしました。

もともと私は、この「その女アレックス」のみを読むつもりだったのですが、
Amazonのレビューに、
この小説はカミーユ・ヴェルーヴェン警部の登場するシリーズものであるため、
本作を正しく楽しむためには、前作「悲しみのイレーヌ」から目を通したほうがいい、
と書かれていました。
というわけで、イレーヌを読み終えたいま、
いよいよ本命の「その女アレックス」のページを開くことなった、という次第です。

もっとも、邦訳の順番は「その女アレックス」が先だそうで、
となると、多くの方が、二作目から先に読んでしまう、
という状況になったのではないでしょうか。

たしかに、この「~アレックス」から読んでも、充分楽しめると思いますが、
当然のことながら、二作目である本作には、一作目のオチが出てきてしまうんですよね。
ですので、この「ヴェルーヴェン警部シリーズ」を読んでみたいとお思いの方は、
Amazonのレビューの通り、ぜひとも、悲しみのイレーヌから、
手に取っていただきたいと思っています。
そのほうが、その女アレックスを、目一杯楽しめますから。

じつは、三作目にあたる「傷らだけのカミーユ」も、先週、読了したのですが、
そちらについては、また、次回以降に、当ブログでご紹介したいと思います。

というわけで、その女アレックスのサワリを少し……。

本文

この物語は、一作目の「悲しみのイレーヌ」から、
一年以上の時間が経過したところから始まります。
無事、職場復帰を果たしたヴェルーヴェン警部は、新たな難事件に挑むことになります。
それは、誘拐です。
パリのファルギール通りを歩いていた若い女性が、ヴァンで乗りつけた男にいきなり殴られ、
荷台に押し込められたというのです。
ヴァンはそのまま夜のパリに消え、行方知れずとなります。
急報を受けたヴェルーヴェンは、部下のルイと共に、
すぐさま捜査に乗り出しますが、犯人はおろか、被害者が誰なのかが特定できません。
目撃者から事情を訊いても、被害者が「美人だった」ということしかわからず、
また、被害者の友人知人も、彼女がいなくなったことに気づかないのか、
誰一人警察に連絡してこないのです。

一方、誘拐された女性「アレックス」は、巨大な廃墟の一室に連れ込まれていました。
さらに、犯人から、裸になるよう強要され、
身動きすらままならない狭い木箱に押し込められてしまいます。
犯人は単独犯です。体格のいい五十代の男ですが、アレックスにとって、
見知った人物ではありませんでした。
男はアレックスを入れた木箱をロープで吊り上げるのですが、
それだけでなにをするわけでもありません。
男は、アレックスが緩慢な死を迎えるところを見ることが目的なのだといいます。

食糧もなく、また不自然な姿勢をとり続けているせいで、
アレックスは発狂しそうになり、その後はしだいに弱っていきます。
やがて、木箱を吊るすロープの上に、巨大なネズミたちが現れます。
ネズミはアレックスに対して、執拗な威嚇を繰り返すようになります。

一方、ヴェルーヴェンは、走り去ったヴァンの映像を手掛かりに持ち主を特定します。
ヴァンの所有者は『トラリユー』といい、
再開発地区の廃病院に管理人として住み込んでいることがわかりました。
ヴェルーヴェンは、件の廃病院を包囲するのですが……。

文庫の背 裏側

今回も、前作の「悲しみのイレーヌ」同様、冒頭からキツい展開です。
しかも、描写が綿密で、ハラハラすると同時に、しっかりと映像が目に浮かんできます。
若い女性が誘拐され、ひどい目に遭わされるのですから、
もう、早く助けてあげて、と思いつつ読み進めることになります。
ですが、助けはきません。
狭い木箱に閉じ込められたアレックスの、肉体的、精神的苦痛が綿密に書かれていて、
はっきりいって、もう、読むのがイヤになってしまいます。
なのに、次々にページを繰ってしまい、読むのがやめられないという感じです。

おそらく、読者は、被害者の救出を願いつつ、先を読み進めることになるでしょう。
ですが、その先は、その被害者に対して、別の感情を持つことになります。
そして終盤には、またさらに違った感情を被害者アレックスに抱くに至ります。

読み手は、著者ピエール・ルメートルの導くままに、感情を揺さぶられてしまいます。
ほんとうによくできている。
読み応えもたっぷりです。
また、一作目の悲しみのイレーヌで、
ヴェルーヴェン以下主要なキャラクターに接しているので、
即座に物語に没入できます。

新帯のもの

ほかにも、いろいろと書きたいことがいっぱいあるのですが、
ネタバレになってしまうので、このへんで。

○ 文春文庫「その女アレックス」の情報はコチラ~

それにしても、海外翻訳もののミステリーって、本当によくできていますよね。
ぜひ、一読をお勧めいたします。
(ただ、やはり一作目から読むことをお勧めいたします)


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